【追記あり】【続報を整理】Zaifから約67億円の仮想通貨が盗難

【追記あり】【続報を整理】Zaifから約67億円の仮想通貨が盗難

10/15追記

http://www.fisco.co.jp/uploads/20181010_fisco_ir.pdf

こちらによれば、事業譲渡後も業務改善計画はフィスコ側が継続して実施するということが明記されていました。大変失礼しました。

 

10/11 追記

Zaifがフィスコ仮想通貨取引所に事業譲渡する旨のプレスリリースが発表されました。時系列の表に追記するとともに、コメントを追記しました。


 

 

 

Zaifから約67億円の仮想通貨が盗難にあった事案について、経緯と疑問点を整理していますが、今回はいくつか出ている続報を元に、その経緯を再整理するとともに、あらためて出てきた疑問点についても確認していきます。

まずは、前回取り上げた事象を最新化します。(太文字+下線部が前回より追加・変更している部分です)

 

日付 時刻 ネタ元 発表内容
9月14日(金)

17時から19時ごろ

Zaif プレスリリース ・外部からの不正アクセスにより、ホットウォレットで管理している仮想通貨が不正に送金
・具体的な不正アクセスの手法は非公開
9月17日(祝)

不明

Zaif プレスリリース ・サーバの異常を検知

16:57

Zaif twitter ・BTCとMONAの入出金がサーバ障害により停止

20:48

Zaif twitter ・BCHの入出金がサーバ障害により停止
・ZaifPaymentによる決済停止
・原因調査中
9月18日(火)

11:48

Zaif twitter ・引き続き3種類の入出金停止
・お客様資産の安全確認完了
・1~2営業日中に復旧予定

20:22

Zaif twitter ・複数の通貨の出金停止

不明

Zaif プレスリリース ・ハッキングの被害を確認
・財務局へ報告
・捜査当局への被害申告
9月20日(水)

02:15

Zaif プレスリリース ・今回のプレスリリースを発表

02:57

Zaif 自社サイト ・プレスリリースを掲載

02:59

Zaif twitter ・プレスリリースを発表したことを公表
9月25日(水)

不明

近畿財務局 業務改善命令を発出したことを発表
Zaif 自社サイト 近畿財務局から業務改善命令が発出されたことを発表
9月27日(水)

不明

Zaif 自社サイト 近畿財務局に対して業務改善計画書を提出
9月28日(木)

20:54

Zaif プレスリリース 新規の会員登録を中止
10月1日(木)

18:19

Zaif プレスリリース 「金融支援の正式合意を目指す検討を開始する基本合意を締結」し、現在交渉中であること、内容が確定次第速やかに公開することを発表

18:19

Fisco プレスリリース 「金融支援の正式合意を目指す検討を開始する基本合意を締結」し、現在交渉中であること、内容が確定次第速やかに公開することを発表
10月5日(金)

16:12

Zaif 自社サイト 顧客資産のコールドウォレットへの移管を完了(時刻は追記完了とされている時刻)
10月10日(水)

17:30

Zaif 自社サイト フィスコ仮想通貨交換所に事業譲渡する旨の発表

今回追記している箇所において、具体的に何かが進展しているといった内容の記載は確認できませんでした。おそらく、業務改善計画については、今回の事案の原因に対する再発防止が含まれることから、原因を非公開としている以上、再発防止の内容から原因を推測されることを防ぐために非公開にしているものと考えられます。

利用者保護の観点からは、10月5日に顧客資産をコールドウォレットに移管していることから、こちらは業務改善計画(元をたどると業務改善命令)に基づいて移管したものと考えられます。コールドウォレットへの資産の保管は、金融庁の中間とりまとめでも、複数の事業者に対して指摘されていた内容ですから、特に目新しい内容ではありません。

気になるのは、支援を表明しているFiscoグループのプレスリリースです。

9月20日の時点で「金融支援」として、以下を検討する内容とする基本契約について合意したとしています。

  1. 金融支援の金額 50 億円
  2. 最終的な株式シェア過半数以上
  3. 過半数以上の取締役の派遣および監査役1名の派遣

ところが、10月1日のプレスリリースを確認すると、タイトルこそ「金融支援」ですが、本文は「金融支援を行う」となっており、金融支援以外の資本提携や取締役の派遣については実施されない可能性があります(本文の脱字かもしれませんが)。

今日は10月10日です。実は、6月22日に発出された業務改善命令を受けて、7月23日に業務改善計画書を提出しているのですが、業務改善命令には、「実行が完了するまで、毎月の状況を翌月10日までに改善状況を報告すること」という一文が含まれています。今日が、9月分の改善状況報告の期限ということになります。9月に発生した事案ですから、おそらく改善計画も全体的な見直しを余儀なくされているだろうと考えられますが、今日までにどのような内容を報告しているのか、明らかにすべきだろうと考えられます。


10/11追記

やはり、資本提携や取締役の派遣については実施されないこととなりました(脱字ではありませんでした)。

昨日が期限になっていた業務改善計画の9月分状況報告についても、この内容を受けて、解散の方向とすることで、幕引きを図る考えのようです。事業譲渡の上で解散するということであれば、利用者はフィスコ側のシステムに乗り換えることになるのですから、原因を非公開にする理由が存在しなくなります。なぜ発生したのか。その原因も含めて公開することが、今後の業界に対する最後の責任になるものと考えます。

 

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